SPECIAL

TVアニメ『キリングバイツ』
12週連続インタビュー
第9回 赤﨑千夏(篠崎舞役)

――第9話の放送が終了しました。改めて第9話のあらすじのご紹介をお願いします。

赤﨑  「ラーテル」と「ティガ」の戦いが盛り上がる中、そこで今まで他人に流されるまま生きてきた野本が、大きな選択を迫られましたね。第9話は「野本自身がその選択に責任を持ち、選んだ道を進んだ」ということが大きなポイントでした。そしてその後、大変な人が乱入して来て、「ラーテル」はさらに大ピンチです。一方、今まで何をやっても勝ったことがない「ラビ」が、いつの間にか「シベット」を倒していたり…。全体的にキャラクターの成長が見られる第9話だったと思います。

――第9話の見どころはどこですか?

赤﨑  やっぱり野本の決意するシーンですね。「逃げることに責任を負うか、逃げないことに責任を負うか、そういう選択です」という野本の言葉が凄く心に残りました。「逃げるように命令したことによって、責任が軽くなるんじゃない?」と陽湖に煽られるのですが、それにも動じず、自分の気持ちを貫くところが見どころだと思います。

――そんな9話ですが、アフレコの感想があればお聞かせ下さい。

赤﨑  篠崎を演じるときは、いつでも高いテンションで実況させてもらっています。基本的に篠崎は、「獣獄刹(デストロイヤル)」が始まるとずっとテンションが高いので楽しかったです。でも収録中はいきなりテンションを上げないといけないので、その前に準備運動をしておかないと大変ですね。さらに篠崎は表情も凄いんですよ。白目を剥いて実況している顔がクローズアップされるので、その顔に負けないようなお芝居をしたいと思いました。

――「獣獄刹」開幕から熱い実況の連続ですが、これまで実況をしていて特に印象に残っている戦い・場面はどこですか。

赤﨑  「霊猫包香(シベトンラップ)」にやられてしまう女子たちの戦いですね。ニコニコしてしまいました(笑)。「シベット」の策略に引っかかった危機的状況に加え、お色気シーンに篠崎も興奮していましたね。「ラーテル」と「チータ」が絡み合うシーンに、会場も今までとは違うピンク色の盛り上がりを見せたのですが、「牙闘(キリングバイツ)を汚すな」と陽湖に怒られてしまいました…。そこも含め注目ポイントだと思います!

――篠崎はクールな祠堂の部下と熱い実況者という、異なる側面を持つキャラクターです。演じてみていかがでしたか?

赤﨑  最初の『キリングバイツ』の収録で「もっとテンションを上げてくれ」とのオーダーがあり、タガが外れるくらい頑張りました。それに実況をしているときの篠崎の表情が凄いんですよ! だからそれに負けないように演じることは凄く楽しかったし、物凄くカロリーを使いました(笑)。…そういえば篠崎って何歳なんでしょうね? 20代後半くらいのイメージで演じてきましたが、年齢不詳ですよね。

――担当キャラ以外で気になるキャラがいたらお聞かせ下さい。

赤﨑  気になるキャラはたくさんいますが、その中でも「ヒポポタマス」の岡島ですね。私も彼も鹿児島出身なので、収録現場で岡島役の大川透さんと鹿児島弁について「ここはこうした方が良いよね」と、方言談義ができて嬉しかったです。そういう意味でも親近感を覚えるキャラです。あとは「ラビ」です。弱いのにお調子者で、凄く可愛い子だなと思います。

――もしご自身が獣化するなら、何の生き物が良いですか?

赤﨑  能力としては「シベット」の「シベトンラップ」を使いたいです。周囲を発情させて、それを物陰から眺めてみたい(笑)。実際に獣化するなら強いのが良いですね。サバンナで逃げ回ったりしたくないので、ヒグマとか(笑)。とにかく強くて、のんびり暮らしていてもやられないような動物が良いです。

――それでは次回、第10話のご紹介をお願いします。

赤﨑  「ラーテル」と「ティガ」の戦いに乱入した「パンゴリン」がティガと戦います。ティガは物凄く強い獣闘士(ブルート)と言われてきましたが、化け物のような「パンゴリン」とどのような戦いを繰り広げるのか注目して頂きたいです! またBパートでは、ヒトミと祠堂の過去が明かされます。ヒトミと祠堂の出会いや、祠堂にメロメロな理由などが徐々に解明されていきます。そして回想にはカッコいい篠崎も出てくるのでお見逃しなく!

――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。

赤﨑  「獣獄刹」も佳境へと差し掛かってまいりました! ますます熱い戦いが繰り広げられ、誰が勝つのか皆さんワクワクしながらご覧になっていると思います。期待を裏切らない展開が待っていますので、今後とも『キリングバイツ』をお楽しみに!

――ありがとうございました。